攻めの休養で、毎日のパフォーマンスを底上げ!

攻めの休養で、毎日のパフォーマンスを底上げ!

忙しい日々を乗り切るために欠かせないのが「休養」です。 でも「休養=寝ること」「何もしないこと」と思い込んでいませんか? 医学博士の片野秀俊氏(休養学提唱者)は、休養の効果を最大化するために「攻めの休養」という考え方を推奨しています。それは単なる休みではなく、自分から積極的に行動し、心身を回復させる方法です。

なぜ「ダラダラ休養」では疲れが取れないのか?

片野氏によると、ただのんびり過ごすだけでは疲労回復効果は限定的。 必要なのは、自ら選んで取り入れる「ポジティブな負荷」です。

ポジティブな負荷の条件

  1. 自分で選んだ活動であること
  2. 仕事とは関係のないこと
  3. 挑戦を通して自分が成長できること
  4. 楽しむ余裕があること

こうした活動を取り入れることで、体も心もより早くエネルギーを取り戻せます。

7つの休養タイプを組み合わせて効果倍増

「攻めの休養」には7つのタイプがあります。複数を組み合わせることで、疲労回復効果が高まります。


【生理的休養】

休息型
睡眠、何もせずのんびり過ごすことやマッサージ、入浴など心身をいたわる休養。

運動型
ヨガやストレッチ、ランニングなど軽く体を動かすことにより、疲労物質を解消し代謝を促す休養。

栄養型
栄養摂取をはじめ、疲れた胃腸を休ませることで消化機能を高めるなど、食を通じた休養。


【心理的休養】

親交型
人や社会との交流、自然・植物・動物などとのふれあいを通して得られる休養。

娯楽型
コンサートに行ったりゲームをしたり、趣味や自分の好きなことを思う存分楽しむ休養。

造形・創作型
絵を描く、料理やお菓子作りなど、物を作り出す楽しさを味わい、物事や成果を生むという満足感を得られる休養。


【社会的休養】

転換型
旅行やショッピング、模様替えや断捨離など自ら取り巻く環境を変化させる休養。

攻めの休養で、毎日のパフォーマンスを底上げ!

例えば・・・
山へハイキングに行き、風景のスケッチを描く(転換型+心理型+運動型+造形・創作型の組み合わせ)

【参考】片野秀俊『あなたを救う休養学』 休養学(国際医療福祉大学、2024年)/一般社団法人日本リカバリー協会Webサイト等


まとめ

休養は「何もしない時間」だけでは不十分。 自分から選び、楽しみながら負荷をかける「攻めの休養」を取り入れれば、日々の疲れを効率的に回復し、仕事もプライベートももっと充実します。

※事務所通信 2025年7月号参考